TM(T字形ER手法)

Theory of Models
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TM(T字形ER手法)とは、株式会社SDI代表佐藤正美氏が提示するビジネス解析技法であり、データ分析(DOA+)技法を用いて事業の事実を解析するビジネスモデリング技法です。
システムを構築する上で非常に重要となることは、現実社会の要件を如何に分析し、如何にモデリングし、システムとして築き上げていくかという事です。

そのために、様々な要件分析手法やモデリング技法がありますが、その共通の問題点としては、

  • 現実社会における業務要件をどのように規定するのか

  • 規定された業務要件をどのように可視化(モデル化)するのか

  • 可視化されたデータモデルをどのようにシステム化していくのか

があります。

この問題に対し、TM(T字形ER手法)では、現実社会の業務における情報を、ビジネスに使用されている様々なもの(書類であったり、画面であったり)や言語に着目し、それを抽出規定することによって、事業を解析することを目標としています。また、データモデルとしてのTMD(T字形ER図)はその表記方法や情報の規定方法をルール化することにより、属人性を極力排除し、均一のとれたビジネスモデルであると同時に、システム開発における共通の設計図面として活用することが可能になります。

現実社会
抽出
可視化

実業務全体

実装

現実世界で使用される、画面や帳票からルールベースで作成された図面をもとに、プロトタイプを使用して開発

  • 表記技法としての標準化、ルール化

  • 現実社会の実際のもの(画面、帳票で規定)

  • 事業解析を目的とする

  • 業務全体の安定した情報基盤(業務設計図)

  • 属人性の排除

  • 構築全体はプロトタイプを使用したRAD

このように、TMD(T字形ER図)は、事業の解析・可視化を行い、モデリングルールに従って形式的に構造化したものであるため、システム構築全体においては、これを共通設計書の設計図面にすることにより、業務分析及び設計から実際のプログラミングまで、システム構築の一貫性を確保することを実現しております。 このことによって、実際の業務に適した高品質なシステムの構築が可能になります。

アイティーエスでは、「TM(T字形ER手法)」を中核においたSDI/RADをシステム開発方法論としたシステム構築をご提供するとともに、「TMD(T字形ER図)」を作図する設計ツールである「TER-MINE」の開発、販売を行っています。

TM(T字形ER手法)の詳細については株式会社SDI社のHPに詳細な解説がございますので、そちらもご覧下さい。