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24時間365日安定稼働する新規のシステムを
短納期で構築せよ!

化学製品生産管理システムの
開発プロジェクト

限られた時間&高いハードル

プロジェクトイメージ

ITSで現在手がけているプロジェクトの一つである、某社の化学製品生産管理システムの開発プロジェクト。開発の経緯は、クライアントからの提案依頼だった。対象となるシステムは、製品の生産計画や生産実績、検査結果などの生産管理に加え、倉庫内での製品の所在、ストック数などの在庫管理も担っていた。

このシステムのリニューアルにあたり大きな課題となったのはその納期。
基盤システムのハードウェアは20年前のもので、その保証期限は2020年の3月に終了となるのだ。残された時間は2年弱。期間は厳守である。さらにこの企業は、業界における生産シェアも高く24時間、365日稼働し続けることが前提となっていたのだ。このことからクライアントからは新規に構築するシステムの工程を2つに分け、現行のシステムと並行稼働させながら、段階的に入れ替えを行うことを要望として告げられた。
限られた期間と、24時間365日安定稼働する新規のシステム構築という非常にハードルの高い案件だった。

クライアントのことを想って要望に異論を唱える

社内では、この案件提案に関して、度重なる議論が行われた。
その結果今までのシステムを一新し、Webでオープン化することを決定。
さらに段階的な稼働の要望に関しては、システム並行稼働のリスクに加え、クライアント側の受入テストやユーザー教育が大きな負担となることが予想されたため、期間をずらさず、あえてクライアントの要望に反する形で一回での導入が方針として立てられた。

ITSの強みを生かした手法で、
的確&短納期の開発を図る

プロジェクトイメージ

こうした提案や方針決定の基礎となったのが、ITSが強みとしている、現実の事業内容を分析・可視化し、システムへと落とし込んでいく、T字形ER手法(TM)と呼ばれるモデリング手法だ。業務をモデル化することで、プロジェクトチームとクライアントでの情報共有が容易となり、一貫性・保守性を確保したシステム構築が可能となる。

さらに、フレームワーク型のアプリケーション開発ツールをつかってシステム開発を行うことで、プログラム実装工数やテスト工数を削減し、開発期間の短縮が図られた。また、このアプリケーション開発ツールはxmlやjavaといった一般的な言語で開発を行うため、稼働後にもクライアント企業のシステムの操作にあたる人材を容易に確保できる。

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そして、未来に向けて

提案はクライアントに評価され、実際に開発が開始された。
設計段階から、クライアントが積極的に参加したことでモデリングやシステム構築は順調に進んでいった。しかし製造業の現場は、必ずしも一定の形に規格化できるものではなく、柔軟な製造体制や顧客の事情を組んだ設計を実現するため、仕様の細かなすり合わせや再検討が行われた。

そうして決定された、システム構築の設計を元に2019年現在、急ピッチで開発が進められている。目標はもちろん、期限内のシステムのリリースではあるが、プロジェクトチームには、さらに先を見据えた目標がある。
「今回再構築をしたシステムを核として、将来的にはクライアントの生産業務全体を網羅するシステム導入を目指している。クライアントの本来の望みを叶えるために、これからもじっくりと気を抜かずに取り組んでいきたい。」
システムの完成、そしてさらに先を目指してITSのプロジェクトチームの努力は続く。